印鑑はもう古い?SNS時代にあらためて考える印鑑の価値
「印鑑って、まだ必要なの?」
SNSを見ていると、こんな声をよく見かけます。電子契約、デジタル署名、ペーパーレス化。便利な仕組みが次々に広まり、印鑑は時代遅れの象徴のように語られることもあります。
一方で、引っ越し、口座開設、相続、会社設立など、人生の節目では今も印鑑が当たり前のように登場します。SNSでは否定も擁護も飛び交う印鑑ですが、実際のところ、私たちはどう付き合っていくのが現実的なのでしょうか。
この記事では、SNSでの印鑑論争をヒントに、印鑑の役割、今も残る理由、そしてこれからの付き合い方を整理してみます。
関連項目
SNSでよく見る「印鑑いらない論」
SNSでは、印鑑に対して次のような意見が目立ちます。
-
押印のためだけに出社するのは非効率
-
誰でも押せるから本人確認にならない
-
海外ではサインだけで成立している
-
書類文化が古い日本特有の慣習
たしかに、テレワークや副業が広がる中で、印鑑が業務の足かせになっている場面はあります。実際、コロナ禍をきっかけに「脱ハンコ」を進めた企業や自治体も増えました。
SNSでは、こうした成功例が拡散されやすく、「もう全部デジタルでいいのでは?」という空気が強まっています。
それでも印鑑が残っている理由
では、なぜ印鑑は完全になくならないのでしょうか。
理由は単純で、「代わりになる仕組みがまだ完全ではない」からです。
印鑑は、
-
形式として分かりやすい
-
法律や慣習と深く結びついている
-
高齢者やITが苦手な人にも使える
という特徴があります。
特に実印や銀行印は、本人の意思確認として法的に整理されてきた歴史があります。SNSでは軽視されがちですが、役所や金融機関の現場では、今も印鑑を前提とした運用が多く残っています。
「非効率」ではあっても、「安全側に倒す仕組み」として使われ続けているのが現実です。
実印・銀行印・認印の役割は違う
SNSでは「印鑑は全部同じ」とまとめて語られることもありますが、実際には役割が違います。
-
実印:不動産取引や相続など、重大な契約用
-
銀行印:口座管理専用
-
認印:日常的な確認用
問題になりやすいのは、この使い分けが曖昧なケースです。1本の印鑑を何にでも使っていると、確かにリスクは高まります。
SNSで語られる「危ない印鑑文化」の多くは、運用の雑さが原因であって、印鑑そのものが悪いわけではありません。
デジタル印鑑と電子契約の現実
最近は「デジタル印鑑」という言葉もよく見かけます。PDFに画像を貼るだけのものから、電子署名サービスと連動した本格的なものまでさまざまです。
ただし注意したいのは、「見た目が印鑑」でも法的効力は別、という点です。SNSでは「これで十分」という声もありますが、契約内容や相手によっては認められない場合もあります。
現状では、
-
社内文書や簡易契約はデジタル
-
重要契約や対外的なものは従来型
と使い分けている企業が多い印象です。

印鑑は“文化”としてどう残るのか
印鑑は単なる道具ではなく、日本独特の文化でもあります。名前を彫り、長く使い続けるという感覚は、SNSのスピード感とは対極にあります。
若い世代の中には、
「就職を機にちゃんとした印鑑を作った」
「自分の名前が形になるのが少しうれしい」
といった声もあります。SNSでは否定的な意見が目立ちますが、静かに価値を感じている人も確実にいます。
SNS時代の現実的な印鑑との付き合い方
結論として、印鑑は「なくす」「守る」の二択ではありません。
-
必要な場面は理解して使う
-
使い分けを徹底する
-
デジタルで代替できるところは無理に押さない
このバランスが大切です。
SNSの意見は極端になりやすいですが、実生活はもう少しグラデーションがあります。印鑑もまた、その中で役割を変えながら残っていく存在だと言えるでしょう。
便利さに流されすぎず、古いからと切り捨てすぎない。
そんな距離感で、これからの印鑑と向き合っていくのが、SNS時代の現実的な答えなのかもしれません。
急いで印鑑を作成するなら
弊社では大阪府に実店舗が3店舗!
またNET通販もしております。
実店舗型としては最大クラスの設備がありますので即日受取、即日発送を土日祝で対応可能です。
お急ぎの際には是非ご相談ください。

